公共工事の品質は、図面どおりにつくるだけでは守れない
公共工事の電気工事では、決められた図面や内容に沿って施工することが基本です。
しかし、住吉電機では、図面どおりに仕上げるだけで「品質の高い工事」とは考えていません。
- 施工した設備がきちんと動くこと
- 工事後も長く問題なく使えること
そこまで含めて、初めて品質の高い工事になると考えています。
一方で、電気工事の現場には、実際に現場へ行ってみなければ分からないことも多くあります。
建物の状態や設備の位置、周囲の工事との関係によって、求められる判断も変わります。
そのため、品質を守るには図面を確認するだけでなく、
現場を見て考え、経験をもとに判断することも欠かせません。
今回は、公共工事の品質をどのように守っているのか、施工管理と職人それぞれの役割や、住吉電機が大切にしている現場での連携についてご紹介します。
現場に入る前から、工事の品質づくりは始まっている
住吉電機で施工管理を行う際に大切にしていることの一つが、現場に入る前の段取りです。
社長自身も、工事が始まる前に、
- どの順番で進めるのか
- どこから手を付けるのか
- 次に何が必要になるのか
といったことを頭の中で何度も組み立てます。
現場に入ってから考えればよい、というわけではありません。
事前に工事の流れをイメージできていなければ、作業の途中で手が止まったり、必要な準備が足りなかったりする可能性があります。
すると、予定していなかった時間がかかるだけでなく、
現場全体の流れにも影響します。
実際には、そこまで入念に考えなくても
進められる工事もあるかもしれません。
それでも事前の確認を繰り返すのは、
できるだけ安全に、
そして確実に工事を進めたいという考えがあるからです。
施工管理というと、現場で職人に指示を出したり、工事の進み具合を確認したりする姿をイメージする方も多いかもしれません。
しかし、実際には現場が始まる前から仕事は始まっています。
どのように進めれば無理がないかを考え、必要な準備を整えておく。
その段取りが、現場での施工を支え、結果として品質にもつながっています。
施工管理と職人、それぞれの役割がかみ合うことで現場は進む
一方で、施工管理がどれだけ入念に準備をしても、それだけで工事が完成するわけではありません。
実際に現場で設備を取り付けたり、配線したりするのは職人です。
だからこそ、施工管理と職人の役割がうまくかみ合うことが大切になります。
そのことを感じた現場の一つが、
5〜6階建てほどの建物で、電気設備を一棟まとめて交換したときの工事です。
規模のある工事でしたが、現場には3人ほどで入り、作業を進めました。
少人数でもスムーズに工事を進められた理由の一つが、
事前に施工の流れをしっかり確認し、
それぞれが次の動きを考えながら作業できていたことです。
さらに、その現場に入っていたのは、
経験の長い職人や住吉電機で長く働いている社員でした。そのため、細かく一つずつ指示を出さなくても、
「この作業の次は、こちらへ進む」
「それなら今のうちに、これを準備しておこう」と、お互いに先の工程を考えながら動くことができました。
ただ言われた仕事を進めるのではなく、
現場全体の流れを見ながら自分が今できることを考える。そうした職人同士の連携が、工事を止めずに進めることにつながりました。
経験を重ねることで「次を見る力」が身についていく
もちろん、入社したばかりの人や経験の浅い職人に、最初から同じ動きを求めているわけではありません。
若いうちは、目の前の作業を覚えるだけでも精いっぱいになることがあります。
また、次にどんな作業が控えているのか、
周りの人が何を考えているのかまで見るのは簡単ではありません。
しかし、現場を経験していくうちに、少しずつ見える範囲が広がっていきます。
- この作業が終わったら、次は何をするのか
- 先輩は何のために、この準備をしているのか
- 今のうちに自分がやっておいたほうがよいことはないか
そうやって周囲を見ながら仕事をすることで、
技術だけではない力も身についていきます。
長く働いている職人たちは、
現場のことをよく知っているだけではありません。
一緒に働く人の動きや考え方を見て、次に必要になることを先回りして考える力も身につけています。
それは、何年も現場で経験を重ねてきたからこそ身についたものです。
また、そうした動きを若手が近くで見ることにも意味があります。
言葉ですべてを教えるだけではなく、先輩がどのように周囲を見て、どのタイミングで動いているのかを現場で感じてもらう。
その積み重ねが、次の世代の職人を育てることにもつながると考えています。
品質は、一人の技術だけでつくられるものではない
公共工事の品質を守るために必要なのは、一人の職人の技術だけではありません。
施工管理が事前に工事の流れを考え、現場で起こりそうなことを想定する。
そして、職人が実際の状況を見ながら確実に施工し、周囲と連携して次の工程へつなげていく。
それぞれが自分の役割を果たすことで、一つの工事が完成します。
品質の高い工事とは、
図面どおりに完成させて終わりではありません。
施工後にきちんと使うことができ、
長く安心して使い続けられる状態までつくることです。
そのためには、事前の段取りも、現場での判断も、職人同士の連携も欠かせません。
一つひとつは目立つ仕事ではないかもしれません。
それでも、当たり前のことを当たり前に積み重ねることが、
最終的な工事の品質につながっていきます。
住吉電機では、これからも施工管理と職人がそれぞれの経験を生かしながら、
長く安心して使っていただける電気設備をつくっていきます。
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今回ご紹介したように、公共工事の品質は、施工管理と職人がそれぞれの役割を果たし、連携することで支えられています。
住吉電機が現場管理で大切にしている考え方や、現場で信頼される職人の特徴について、
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